芸予叢島を中心とする瀬戸内水軍史

第１章　三島大明神
三島大明神と瀬戸内の水軍
三島大明神と南九州における大山祇神一族
大山祇神一族の移動と瀬戸内海定着
三島大明神と越智氏
第２章　大和時代
小千命の水軍活動と三島大明神の神託
小千水軍の成長と三島大明神の神託
小千高箕・高野の内乱と三島宮活神
小千門命の三韓遠征と三島宮の活神
小千水軍家の内訌
小千益躬の靺鞨族迎撃と三島宮の活神
第３章　飛鳥・白鳳時代
小千氏の隆昌と越智姓
小千守興の大陸反撃と愛国心
越智玉純と越智水軍初期の水軍文化
三島大祝職の創立
三島大祝の活神生活
第４章　奈良時代
活神大祝を中心とする水軍文化と古事記
藤原広嗣の乱と越智玉純
活神大祝と孝謙女帝・弓削島の道鏡
第５章　平安時代
越智水軍守護神の隆昌と放生会・桜会
内海の風涛と擬神主・国神主・三家三職
藤原純友と活神大祝
越智水軍の宗教生活と殺生会
活神大祝と河野氏及び源氏
三島宮の国神主と京神主
三島大明神実子河野通清と活神大祝
源仲宗と前期村上水軍の創立
前期村上水軍創立期の蹉跌と活神大祝の隆運
平氏の全盛と前期村上氏
高縄・波方と佐島・弓削島沖の決戦
長門壇の浦の決戦と瀬戸内の水軍
第６章　鎌倉時代
鎌倉代官と水軍守護神
三島宮地頭と活神大祝
三島大祝政所と瀬戸内海経済
承久の変と河野通信の活神問答
活神大祝と御鍵申
三島宮神領の拡張
文永の役と活神大祝の極盛
弘安の役と瀬戸内の水軍
元寇の後の瀬戸内水軍と活神大祝及び倭寇
元享の大三島兵火と水軍文化遺産の焼失
三島宮神領の拡張
活神大祝をとりまく海将とその生活
在庁兼御家人として活動する祝安親
在庁として活動する祝安親
第７章　南北朝時代
御家人として活動する祝安親
忽那島の攻防と北畠氏の瀬戸内海進出
北畠顕成の瀬戸内占拠と前期村上氏の抵抗
北畠顕成の能島城入城の歴史的意義と倭寇
細川頼春の侵入と大島館山占領
恵良城攻防と細川頼之軍の能島城占拠
村上義弘とその歿年
武家方の瀬戸内制覇と活神大祝の生活
大空城の落成と南朝方倭寇の内海掠奪行
足利義満の西国征伐と活神大祝の極盛再現
河野通義の来島城支配と細川氏の来島海峡制覇
前期村上水軍の残将阿只抜都と李成桂
第８章　室町時代
村上師清と後期村上水軍
献寇の惨事の中の南朝水軍
倭寇の懐柔策に伴う瀬戸内海海賊大将軍の群生と小早川及び村上両氏
村上親茂と村上三島水軍の成立・その遺跡と生活
活神大祝の建築芸術
因島村上水軍の隆昌と建築芸術
水軍の石造芸術
水軍の文芸生活と法楽連歌
水軍の宗教生活と法楽踊り
水軍の経済生活
応仁の乱前の村上備中守
応仁の大乱と島方
能島村上雅房・隆勝の全盛と将軍足利義植の能島寄食
永正の倭寇と村上三島水軍
大永の大三島合戦と活神大祝
大永の大三島合戦と河野家家臣の脱落
来島村上通康と河野家の来島騒動
天文の大三島合戦と島左衛門時代
水軍の海上活動と女性の生活
水軍の渡唐船法度と戦法・軍律等
村上武吉と厳島合戦
厳島合戦頃の活神大祝と三島地頭神主村上通康
毛利対大友戦争と村上武吉
大友義鎮の来攻と村上三島水軍
元亀三年の予州攻防
第９章安土・桃山時代
河野家の水軍組織
能島村上家の水軍組織
来島村上家の水軍組織
因島村上家の水軍組織
活神三島大祝家の神官供僧の組織
本願寺攻めと村上三島水軍
天正四年の三島宮出陣万句と両三島水軍の歌心
織田信長の中国経略と村上三島水軍の分裂
本能寺の変と村上三島水軍の巨頭会談
村上三島水軍の船法及び戦法
豊臣秀吉の四国征伐と小早川隆景の湯築城駐留
能島村上水軍の竹原移動
因島村上水軍の鞆移動
天正十四年頃の謎の能島殿
来島氏の恵良譲支配
河野家の竹原移動とその終焉
小早川隆景の転封と島左衛門
小早川隆景の転封と村上武吉の九州移動
因島村上水軍の三原移動
両村上水軍の流浪と高竜寺文書
太閤の水軍成敗と九州の村上水軍
文禄・慶長の役と村上水軍の竹原復帰
関原の決戦と竹原村上水軍の刈屋口敗戦・竹原崩れ
第１０章　江戸時代以後
因島村上氏の移動と定着
能島村上氏の周防移動と屋代島定着
能島村上氏の村上神社と村上六軒株
来島氏の九州入山と三島山城
来島残留者の生活と来島村上神社
四散した伊予河野氏とその後の活動
甘崎城の終焉と神原菅家
活神大祝の大三島定着
活神大祝の蹉跌と再興運動
活神大祝の終焉と帝国海軍
第１１章　系図・年表・研究書目
瀬戸内水軍系譜集
瀬戸内水軍年表
研究書目