泡沫の三十五年

第１章　慌しい出発
深夜の急使
東条首相との会見
第２章　癌となった三国同盟
ソ独協定の直後
三国同盟の調印
マニラの回顧
在勤の二年間
ケソン氏とセーヤー氏
第４章　ミッドウェーの幻滅
第５章　ワシントンに於ける交渉
到着当時のワシントン
第一回の大統領会見
ハル長官との初交渉
乙案提出後の一週間
運命のハル・ノート
第二回大統領会見
東条首相の英米駆逐演説
若干の側面工作
大事ついに去る
第６章　抑留中の思索と反省
抑留生活
思索数則
反省と観測
第７章　帰国
交換船
帰京
和平の二構想
第８章　泡沫の三十五年
漢口からホノルルへ
ニューヨークとシカゴ
ラテン・アメリカの二箇国
枢軸以前の独伊とギリシャ
国際会議の寸観
第９章　砂汀に描く
経済外交点描
政治工作回想
在欧時代
仏独仲介の中日和平
第１０章　新しい日本の建設
人類愛を見失った国
二・二六事件の教訓
東洋思想と民主主義
世界平和機構と日本