図書コウシ ヤマオカ テッシュウ000001977

高士山岡鉄舟

サブタイトル1~10
編著者名
葛生 能久 著者
出版者
黒竜会出版部
出版年月
1929年(昭和4年)10月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
456,140p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/Y42
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第1章 鉄舟の略歴
第2章 鉄舟の家系と少青年時代
家系と其父母
幼時の居士
居士幼にして母に忠孝の道を問ふ
戯談が本気の鐘受取
十三歳の鉄さん鯨に托して気焔を吐く
十五歳時の座右銘修身二十則
青年父母を喪ひ一家悲惨を極む
力試しと異母兄の訓誨
脚試しの成田詣
胆力の按試及び落雷中の居士
第3章 鉄舟と山岡静山
居士静山の人格に推服す
静山の修業
静山南里紀介と槍枝を闘はす
静山の門生訓
病中の静山旧師の難に赴きて死す
居士雷鳴の夜静山の墓を護る
居士知己に感じて山岡家を嗣ぐ
良妻英子夫人
第4章 鉄舟と剣
少年時代と剣道
居士と講武所
居士の稽古三眛
居士の荒試合
居士浅利又七郎に学ぶ
居士の大悟と無刀流の開派
春風館の命名と極意の応用
無刀流の極意と沢庵和尚
無刀流の由来
一刀流の系統
鉄舟の剣は降魔の剣
命懸けの「誓願」と其垂訓
新入生の荒稽古
居士と甲胄の製作
中条金之助の師事
居士門人の讐討
居士次郎長の剣を評す
居士の菩提心と国事殉難者の祭祀
第5章 鉄舟と禅
居士の禅学修業
居士幼にして観世音を信仰す
居士の座禅と鼠
星定和尚に参禅
滴水和尚命懸の痛棒
居士の大悟と滴水の法悦
滴水和尚と鳥尾得庵
滴水和尚薩軍の失敗を予言す
西南役と居士の感慨
居士と排仏論旺盛時代
居士千葉立造に鉗鎚を喫はす
居士の情慾修業
居士平沼専蔵を諭戒す
居士三遊亭円朝を策導す
居士一士人の衒気を折く
居士内田宗太郎を禅道へ導く
居士の観通力篭手田安定を服せしむ
矢野寿光居士の明識に驚く
居士撃剣を以て提唱に答ふ
居士生死解脱の活禅を説く
居士一僧侶の諛辞を叱す
居士門人の吐瀉物を啜る
居士雲照律師の十善戒を却く
居士病に臨みて薬を謝す
居士一喝して耶蘇坊主を走らす
居士と白隠禅師の徽号宣下
居士と夢窓国師の古碑
普門山全生庵の建立併に越叟禅師の略伝
鉄舟寺の建立、鉄舟寺記
居士千僧供養を営む
第6章 鉄舟と書
居士幼にして岩佐一亭に学ぶ
居士と王羲之十七帖
居士書法を成瀬太域に問ふ
土居樵石居士の書論に服す
居士の驚くべき揮毫数
居士の揮毫振りと岩崎家
揮毫は済世の方便
借用証代りの戯書
新富座の引幕
居士大蔵経を手写して臨終の前日に及ぶ
書法に就て居士の自記
第7章 鉄舟と其の時勢
勤王思想の勃興
文学に因れる勤王思想
鎖国時代の内外交渉
幕府の衰運
討幕の企図
国家益々多事
大政奉還王政復古
鳥羽伏見の変及徳川慶喜の謹慎と居士の出現
第8章 鉄舟と尊王攘夷
居士の時勢観と尊攘党の組織
尊攘党の上洛及其運動
尊攘党建白書及関係書類
高橋泥舟居士等と打死の覚悟を為す
居士等泥舟と幽閉を犯して江戸城の炎上に赴く
松岡万居士を殺さんとして説得せらる
居士清川八郎を服せしむ
清川八郎の暗殺と其首及碑文
異人館焼打嫌疑者に関する居士の歎願書
第9章 徳川慶喜の恭順及鉄舟の駿府談判
慶喜の帰城と泥舟の謁見
官軍の東下と慶喜の恭順
高橋泥舟の推薦と居士の召命及自記
戊辰の変余が報国の端緒(居士自記)
勝海舟の進退両難
江戸城の危急と居士の蹶起
居士駿府訪問の顛末
慶応戊辰三月駿府大総督府に於て西郷隆盛氏と談判筆記(居士自記)
居士の謁見と慶喜の述懐
居士関口艮輔に大小を借る
居士の駿府出立と同行者益満休之助
泥舟益満を以て南洲に伝言す
南洲海舟に居士の胆勇を激賞す
居士等小田原藩を暁諭す
関口艮輔重譴を赦され小田原に同行す
和田三兵衛の切腹と其の建碑
過激派の襲撃と英子夫人の胆智
第10章 鉄舟と彰義隊説諭
彰義隊の憤起
彰義隊解散の受命と覚王院の説得
西郷参謀居士の苦衷を慰む
上野の戦争と居士最後の努力
彰義隊説諭に関する居士の手記
第11章 慶喜の退隠と其後の鉄舟
江戸開城と市中の鎮撫
慶喜の水戸退隠
徳川家の処分
慶喜の静岡遷居
清水の次郎長と壮士の墓
居士と雲井竜雄
居士の仕官
第12章 鉄舟と宮中奉仕
居士侍従に任ぜらる
居士仕官の心事と其自記
勝海舟評
居士の忠コウ
居士の誠忠
皇居の炎上に居士真先に馳参す
南洲の帰臥と居士と海舟
居士 聖旨を奉じて薩州に下る
居士の御信任
竹橋騒動と居士の光栄
鉄舟居士遺物護
皇洋刀記
居士兎狩に供奉して脱兎を抱止む
居士 皇徳を魚鳥に及ぼさしむ
居士森有礼を懲らす
第13章 鉄舟と論功行賞
居士勲功を海舟に譲る
居士松岡万等の激昂を誡む
居士勲章を固辞す
高橋泥舟の談話
勝海舟の批評
居士授勲問題に付岩倉右府に直言す
居士と駿府談判筆記
居士と正宗鍜刀記
松岡万岩倉具視を刺さんとす
第14章 鉄舟の致仕と発病
居士の致仕と井上馨留任勧告の失敗
居士の遺訓及叙爵
居士最後の参内
祝杯の凶籖
第15章 鉄舟の臨終及葬儀
居士死期の迫るを知る
居士危篤に陥る
居士の薨去
居士の座脱相、及、葬儀
第16章 鉄舟と其居常及逸話
居士の居常
居士の倹素
襤褸鉄
居士書生と沢庵を分ち食す
居士の清貧
居士の大晦日越
居士の豪飲大食
居士喜んで左右の諌言を聴く
居士の宏量と大負債の背負込み
大日本国臣山岡鉄太郎
居士西郷南洲を評す
居士石坂周造に真の胆勇を誨ゆ
居士と清水の次郎長
居士次郎長に名刀を贈る
居士と刀剣鑑定
居士綿貫警視を屈す
禅学と田楽
居士徳大寺家の迷執を解く
居士の侠骨松平子爵家を救ふ
生首三個
居士と島田一郎
居士自由党員某に答ふ
俳優の書軸
寡慾家人を呆然たらしむ
不良少年
慈善会
乞食の道楽会
老車夫
奇術師
居士と平沼専蔵
居士と村上政忠の遊蕩費
第17章 鉄舟と高橋泥舟
付録あり