華族会館史
第1編 華族及び華族制度
明治以前の貴族制の沿革
日本における貴族制
古代貴族と公家貴族
武家貴族
幕末における公家と武家
明治維新と華族
版籍奉還と華族の成立
華族の成立
家禄と賞典禄
廃藩置県と華族
廃藩後の政治情勢と華族の覚醒
華族令の制定と近代貴族制度の確立
秩禄(家禄)処分と華族
爵号制定論
華族制度改革論の台頭
五爵制に関する論議
華族令の成立過程
華族令の公布
初期華族制度一班
明治憲法の制定と華族
華族令改正問題と新華族令の制定
第2編 会館の創建とその発展
華族会館の創立
華族に賜わった勅諭
通カン社及び麝香間祇候会議の設立計画
三条、岩倉の斡旋
会館の創立総会
会館機構に関する重要事項の経過
有棲川宮初代館長と秩父宮名誉総裁
三条、岩倉の努力
部長局の設置(宮内省との特殊関係)
会館規定の三大変更
創立当時の資金状態及び図書館の地位
京都支所の設置
会館移転小史
浅草本願寺
旧二本松藩邸
錦町(学習院構内)
宝田町その一(旧部長局)
宝田町その二(旧部長局議事堂)
宝田町その三(御用邸)
上野公園旧文部省官舎
鹿鳴館
三年町(後の霞ヶ関三丁目)
高層ビルへの移転計画
華族会館と鹿鳴館との縁由
鹿鳴館の出現
鹿鳴館の借受
鹿鳴館の買取
天皇の行幸
明治天皇の行幸(第一回)
明治天皇の行幸(第二回)
明治天皇の行幸(第三回及び第四回)
大正天皇の行幸
今上陛下の行幸
第3編 会館事業の社会的発展
学習院の創立
建黌の建議
学校創立の準備
開校と天皇、皇后、皇太后の行幸啓
宮内省への移管
陸軍予備士官学校の創立
創立の動機と開校の断行
廃校とその後の処置
第十五国立銀行の創立
金禄公債証書の発行と国立銀行条例の改正
第十五国立銀行創立の経緯
銀行の開業
銀行の運営
日本銀行の設立と第十五国立銀行の紙幣発行権の消滅
営業期限の満了と営業継続の決定
株式会社十五銀行の発足
業務の発展
昭和二年の臨時休業とその整理
帝国銀行との合併
日本鉄道会社の創立
明治初年の鉄道建設と華族
第十五国立銀行の創設と華族の鉄道建設計画
日本鉄道会社の創設
日本鉄道会社の開業式
戦争、事変、災害等に対する処置
西南役
各種災害
日清戦争
日露戦争その他
太平洋戦争と本館の接収
付・付録・史料・参考文献索引あり