人間明治天皇
- サブタイトル
- 編著者名
- 栗原 広太 著者
- 出版者
- 駿河台書房
- 出版年月
- 1953年(昭和28年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 229p
- ISBN
- NDC(分類)
- 288
- 請求記号
- 288/Me25
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
1 明治天皇の御誕生と御幼時
京都で御生誕
中山家に数々の奇瑞
兄妹六人中の第二皇子
御腕白だった御幼少時代
御勉学は午前中
2 明治天皇と京都
長い宿泊をさけられた京都
3 明治天皇の御家庭
十五人の子福者だった天皇
4 明治天皇の御孝心
御母后に日夜の御孝養
病をおして御母を御慰問
5 昭憲皇太后の御内助
御追号の例
博学であらせられた皇太后
伊藤公の見た昭憲皇太后
勅命に従い裁縫の御稽古
東宮妃の御選定に示された御謙徳
明治維新の志士の遺族に深い御同情
温き御内助
臣下の身を思い御養生に努めさせらる
天皇を泣いて御諌めした一位局
6 皇女の御教育
四内親王の御養育
自制されていた父性愛
7 国事御精励と御修養
御避暑は四十五年間に唯の一回
国法学を御習得
無礼講の酒宴
8 万民に御垂範の御生活
御質素を極めた衣食住
繁忙を極めた御日常
盲判を避け精密に御検討
『済生会』設立当時の御深慮
障子も切張りの御質素
大本営の増築を許されず
電灯もスチームもなかった御座所
ラクダのシヤツよりメリヤス
食堂車の製作を許されず
大演習には握りめし
9 明治天皇と酒及菓子
晩年には御節酒
酒の失策には御寛大
喜ばれた伊勢の『赤福』
羊羮で侍医局長に叱られる
10 御趣味と娯楽
一日数十首も詠まれた和歌
畜産を殊のほか御奨励
拍車をつけて御叱りを受る
御料馬の下賜に御反対
ニセモノが多かった献上の名刀
南瓜の細工を御研究
競馬を好まる
趣味に深入りを好まれず
活動写真に御感嘆
11 明治天皇と伊藤博文
御信任篤き伊藤公
終始変らぬ御相談相手
韓国の伊藤公に有難い御沙汰
天真爛漫の伊藤公
伊藤公役人に叱らる
佩用規則を変えた伊藤公
「法」は生きている
『さすがに伊藤はよく判る』
御前にて椅子を賜わる
剛直の宮相田中光顕伯
12 凛乎たる御気魄
ガーター勲章の贈呈
天皇の御謝絶
堂々たる捧呈式の御態度
13 綸言ハ汗ノ如シ
臣下の諌奏を御重視
閑院宮の御陪食問題
夜ひそかに御運動
御嫌いな役人の異動
天皇大いに御立腹
「健忘侍従」に深い御情け
『一生勤める覚悟で居れ』
14 愛は禽獣に及ぶ
教育の事に大御心
学習院官制改正の撤回
奉迎の学徒に果物菓子を賜う
『雨具は着たままで良い』
後楽園の鶴に食餌を賜う
15 万世ノ為ニ太平ヲ開カン
その意義と出典
日清日露の両戦役と大御心
広島に大本営御進転
外国の容喙を御深憂
三国干渉に政府狼狽
血涙をのんで臥薪嘗胆
二大外交家・陸奥と小村
露国の露骨な平和撹乱
隠忍ついに対露宣戦
ローゼン男の友交も空し
心胆くだいた対露問題
乾坤一擲の大勝負を賭く
御寝みにならぬその夜
晴れて竜顔笑ませたまう
唯一の御理想「世界平和」
16 海の記念日
海の記念日の制定
激浪の明治丸に泰然御自若
小艦既に太平洋を呑む
海軍力驚異の躍進
卒先して製艦費を御下賜
度重なる御航海
旭日輝やく観艦式
御召艦「浅間」への御愛惜
万里の波涛を拓開せん
17 明治天皇にもこういう半面があつた
折り目正しい厳格な御性格
当意即妙の御諧謔
“本願寺の法主を供につれて”
「居眠り大臣」などとアダ名をつけらる
田中宮相の老いらくの恋
18 拾遺
明治天皇御病中の御容体
御歴代天皇の御寿調べ
御馬車の幌を開くこと
明治天皇の御真影のこと
行幸の途中で御放尿のこと
写真索引あり
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