軍人勅諭の御下賜と其史的研究
第1 序説
第2 我が国の軍人道徳の歴史的伝統
我が国の軍人道徳の淵源として古神道
我が国の軍人道徳の発達と丈夫道の時代
我が国の軍人道徳の発達と武士道の時代
第3 明治維新の国民皆兵の制度と其の精神
徴兵の詔書及び告諭
徴兵令の緒言
賦兵と壮兵との利害得失
第4 徴兵制度の実績
徴兵令発布当時の一挿話 血税騒動
所謂百姓徴兵に対する不安と万分一願書
明治初年の武士軍隊の不統一
西南戦役に於ける百姓徴兵の栄誉
第5 国民の兵役に対する態度と兵士の品行
兵役の忌避
兵士の品行
竹橋の暴動
第6 維新以来の軍人の訓条と規範
明治初年の軍人規範
明治四年の海軍読法
明治五年正月の読法と九月の陸軍読法
明治七年の陸軍の読法及び誓文に関する定則
明治九年の海軍読法
明治九年の陸軍武官勲章従軍記章条例
第7 西周の兵家徳行
維新以来の軍事界の偉勲者西周
兵家徳行の要領
兵家徳行の批評
第8 山県有朋の軍人訓誡
兵家徳行と軍人訓誡
軍人訓誡の要領
軍人訓誡と時代の要求
第9 明治十二年創定の陸軍職制
第10 軍人勅諭の御下賜
勅諭御下賜の聖旨と勅諭の尊厳性
勅諭の創定と御下賜の手続
第11 勅諭の拝戴
勅諭の通達と其の徹底
勅諭の捧読
勅諭の衍義
勅諭拝読会と熾仁親王の御祝詞
読法の改訂
第12 皇国軍人永遠の聖典として優渥なる歴朝の叡旨
軍人勅諭に関する明治天皇の叡旨
軍人勅諭に関する大正天皇及び今上陛下の叡旨
第13 軍人勅諭御下賜当時の特殊の事情 軍人と政治との関係
序説
加藤弘之の武官恭順論
山県有朋の軍人訓誡中の一節
軍人と政治に関する法令及び世論
当時の軍人の政治運動
田中伯大迫大将の追懐談
軍人と政治とに関する勅諭の御訓
三浦会我両将軍の回顧談
内外兵事新聞の社説
東京日日新聞の福地の論説
福沢諭吉の軍人と政治に関する説
帝国憲法義解の説
軍人道徳論及び軍人精神読本の説
私の説
第14 軍人道徳史上の新問題
徴兵令の改正と兵役忌避の民風
軍人道徳の向上発展と其の新時代に於ける用意
第15 勅諭御下賜五十年記念日の行事
陸海軍両大臣の誓詞
記念日当日の勅語と両大臣の奉答文
第16 記念日当日の陸海軍
大角海軍大臣の訓示
大角海軍大臣の謹話
荒木陸軍大臣の謹話
第17 東郷元帥の記念放送
放送の前
放送
放送の後
附録一、二、三あり