図書目録ヤマモト ゲンスイ イエイ カイセツ資料番号:000001396
山本元帥遺詠解説
- サブタイトル
- 編著者名
- 武井 大助 著者
- 出版者
- 畝傍書房
- 出版年月
- 1943年(昭和18年)12月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 137p
- ISBN
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/Y31
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
和書
史料調査会旧蔵資料
目次
序(堀悌吉)
元帥の歌について
略伝
歌歴
愛読歌書
歌数と作品
歌友
哀悼歌
愛誦歌
遺詠解説
大君の御楯とたゞに思ふ身は名をもいのちも惜まざらなむ
千万の軍なりとも言挙せずとりてきぬべく思ひ定めたり
国を負ひてい向ふきはみ千万の軍なりとも言挙はせじ
千万の軍なりとも言挙せずみことかしこみい向ふわれは
一億のわれも一人ぞ大いなる国のあゆみと共に進まむ
武士の心いかにと人問はば斃れて後に己むと答へむ
人の世に立たむ教はあまたあれど誠一つの外なかりけり
日の本の海のまもりの長としてけふの朝日をあふぐかしこさ
大君のみ楯と思ひ定めたる心すがすがし秋空に似て
東に北に南に発進す弓末振り起し射つる矢ぞこれ
突撃の電波は耳を劈きぬ三千浬外布哇の空より
益良雄のゆくとふ道をゆききはめわが若人らつひにかへらず
比ひなき勲を樹てぬ若人はさはれ昨日も今日もかへらず
比ひなき勲をたてし若人は永久にかへらずわが胸痛む
かねてより思ひ定めし道なれど火の艦橋に君登りゆく
燃えくるふ炎を浴みて艦橋に立ち尽ししかわが提督は
海の子の雄々しく踏みて来にし道に君立ちつくしつ神上りましぬ
今宵もや照る月影をしるべにて仇うちをらむ空の男の子は
かへりこぬ空の愛子の幾人かけふも敵艦に体当りせし
大海原見渡すきはみ影もなし昨日ひと日に仇を払ひて
ひととせをかへりみすれば亡き友の数へがたくもなりにけるかな
おほけなく海の護りのみ任に四たび初日ををろがみにけり
荒潮の高鳴る海に四とせ経つ都の手振わすらえにけり
天皇のみ楯とちかふま心はとゞめおかまし命死ぬとも
付録あり
図書目録のお問い合わせ
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626