世界の大東郷
1 負けじ魂八十八年
2 偉人を悼む世界の声
東郷の名に恐れ死の海に急ぐ
世界の大損失
東亜の打撃
最高の提督
露国の制覇を粉砕した人
海軍史上不滅の偉人
日本海軍の父
東洋のネルソン
世界は今や一英雄を失ふ
日本飛躍の父
東郷元帥を通じて日本人を認識
曠古の名将
全世界を通じて数少い提督
英海軍が慈父の如く尊んだ元帥
英海相の弔電
米国務長官弔辞
古今に冠たる大将
ホテル・スター爺さんの涙
宝物を失つた
帝国の大損失
慈父を失つた
3 古人を欺かずこの母にこの子
4 少年時代はたゞの悪太郎
5 鋭角的な自由の美少年
6 勉学時代のおなめ
7 英傑の一喝ジヨンブルを沈黙せしむ
8 権兵衛も舌を巻く剛情中尉
9 怪傑袁世凱を凹ます
10 珍無類礼砲無用の艦長命令
11 布哇の罪人隠匿事件
12 日清役の口火となつた朝鮮の政情
13 英傑能く英傑を知る
14 水沫と消え去つた清国艦隊
15 煮湯を飲ませた三国干渉
16 露国の極東政策と日英同盟
17 日露の風雲頻りに動く
18 待機の日いよいよ来る
19 賽は投げられた
20鬼神も哭く閉塞の壮挙
21 露国は海の宝を失つた
22 東郷さん身体を大事に
23 逃込まれた敵艦隊
24 死もの狂ひの脱出
25 敵の運命次第に迫る
26 敵艦三度び袋中に入る
27 積欝を晴らした蔚山沖の戦
28 爾霊山上日章旗翻る
29 血肉場裡二将軍の劇的会見
30 東郷を代へぬやうに
31 血迷ふたバルチツク艦隊
32 ようこそ海波万里の珍客
33 皇国の興廃此一戦に在り
34 血塗になつて敵状凝視
35 支離滅裂となつた敵艦隊
36 祖国の興廃を一戦に決す
37 三笠艦長東郷司令長官の英姿
細心深慮の将軍
沈黙果断の名将
忘れ得ぬ尊い姿
熟慮断行の武人
言神の如し
38 一世一代の快文字
39 晴の凱旋と国民の熱狂
40 戦功を飾る栄誉の数々
41 無惨戦敗国の姿
42 平和の光は東方から
43 軍令部長としての東郷
44 陸の乃木、海の東郷
45 沈黙の定石を破る懐旧の熱弁
46 古英雄墓前の劇的シーン
47 東西巨人の会見
48 平和の勝利は戦争の勝利にまさる
49 老功卓抜の武人
50 老躯至誠に貫く晩年の御奉公
51 地震東郷
52 御大典中の質素の生活
53 深海の如き偉人の臨終
54 霊前に輝く栄誉の数々
55 東郷元帥の言葉
孝は百孝の基
誠実は最後の勝利
人間心境の変化
将たる者と部下の信頼
病気にも勇気たるを要す
最良の補短術の勇気
質素の真の意義
小才を弄べは身を誤る
威厳は人格の発露
機に応ずる修練と覚悟
恥を知ることを要す
人間精神の偉力さ
百聞は一見にしかず
本分を守れ
人によりて正邪をまげず
兵器の精鋭よりも戦士の精神が第一
主将の意気に勝敗を分つ
少年諸君への御願ひ
婦人の美徳
適材適所の言
56 逸話の東郷さん
情に流れぬ武将
驚くべきこの自信
熟慮してそして断行
少年に与へた忠孝の文字
親しめる一面
東郷とジヨツフル
白絽の帯に在此一戦
陛下の弾丸を節約
魚釣るにも辛棒第一
よいお爺さん
人間東郷を語る
竹田宮様と元帥
映画ラバタイユに顔を掩ふ
結婚当時の温情
乃木さんに純情の忠言
芝居気のない元帥
揮毫エピソード
変装者参る
沈黙の人を好む
ロ提督の白衣に涙
先祖の霊位に挨拶
首相になれば疵がつく
役立つ外交知識
碁に勝てば頭をなでる
若かりし日の酒の逸話
縁日に笑顔
逸話のないのが逸話
恩賜のお菓子
恥を知る訓話
好物に豆腐
年譜あり