東郷元帥言行録
- サブタイトル
- 編著者名
- 小笠原 長生 述
- 出版者
- 三省堂
- 出版年月
- 1938年(昭和13年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 15×
- ページ
- 115p
- ISBN
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/To23
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
幼少年時代
国宝的聖将を生んだ郷土とその家
隼人式の厳格な教育法と溢るゝ慈愛
子供に似合はぬ固い覚悟と腕の冴え
馬に噛まれても我慢して殴り返す負けず嫌ひ
母や兄を凹ました幼年時代の鋭い才気
強情と悪戯の一面と秀れた頓才機智
青年士官時代
英艦砲撃と本営詰めとなつた元帥の初陣
英艦との砲戦開始と元帥母堂の勇烈
初めての月給と初めての海戦体験
薩藩春日艦の三等士官から東京遊学
初めて帝国海軍士官への任命と英国留学
沈黙を破つた元帥の一喝英学生を震駭さす
西南事変に際し元帥の苦衷と大義明分
強情と我慢で同僚を呆れさせた中尉時代
副長・艦長時代
終夜暴風雨の甲板に立ち尽した精勤振り
トランク二三箇が全財産の新婚時代
袁世凱を呆然とさせた元帥の無言の行
礼砲の遺り直しを拒絶した元帥の意気
日清戦役の前後
一生一度の沈滞期と国際法の研讃
夙に清国海軍の弱劣を知つた呉参謀長時代
世界に名を挙げた高陞号の撃沈事件
黄海の大戦前後と元帥の偉大な度量
凱旋の元帥を感泣させた母堂と其の死
日露戦役の前後
露西亜打討に対する元帥の研究と実験
小雀に道を譲つた床しい武人の温情
日露断交!天祐を確信し聯合戦隊は行く
世界的名提督の最期と元帥の直情
敵艦の旅順脱出計劃と元帥一代の苦戦
負傷を忘れ切々長官の身を案ずる忠僕佳話
旅順に乃木将軍との劇的会見と述懐
「撃滅」の奉答に元帥の決死と深き御信任
名信号「皇国の興発此の一戦にあり……」
元帥の右手は挙り得意の「丁字戦法」へ
日本海々戦の大勝と元帥の堅き信念
囚はれの敵司令長官と会見した劇的光景
熱狂的歓迎に元帥の感激と畏き御寵遇
英米訪問の前後
敵将への情誼「人は何事も善意に解せよ」
病気に対する勇者は医者の言葉を守る
乞食瞽女の手を取つて丸木橋を渡す
英帝戴冠式随行と沈黙両将軍の外紙評
乃木将軍の敵将ステツセル慰問を止める
米国民の熱狂的歓迎に畏し宮廷より御謝電
合衆国訪問に遺した床しい二つの逸話
大正時代の元帥
悲しき大御幸の供奉と親友乃木将軍への追慕
元帥は病気に対しても無双の英雄だつた
老車夫を労つて車の後押をしてやる
草木にまで注がれる優しい元帥の思ひ遣り
涙ぐまれる黙々たる床しくも細かい心遺ひ
元帥の一睨み忍び込んだ凶賊を走らす
出入りの魚屋に怒鳴られて詑びる元帥
震災に焼け残つた東郷邸の奇蹟と其の徳望
焼出された二七不動の老尼へ厚い同情
元帥晩年の逸話
障子の破れも一こま宛貼り替へた質素生活
謙譲な元帥の誇りは始末書を出さなかつた事
不起の床にある夫人への優しい数々の情昧
動かぬ身を床上に不動の姿勢で爵記を拝す
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