図書カトウ トモサブロウ000001322

加藤友三郎

サブタイトル1~10
三代宰相列伝
編著者名
新井 達夫 著者
出版者
時事通信社
出版年月
1958年(昭和33年)8月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
10,207p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/Ka86
保管場所
閉架一般
内容注記
略年譜:p205
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第1章 日本海大海戦
東郷を勝たせた加藤
バルチック艦隊近づく
敵は対馬海峡にくると判断
決戦に入る日露両艦隊の比較
鎮海を出動、決戦場へ
捨身の丁字戦法を敢行する
空前の海戦と戦果
死を決していた加藤
東郷と加藤だけが艦橋に残る
はじめて見る加藤の笑顔
日本に幸いした風浪
戦意振わなかったロシア水兵
ロシア側の敗戦記
淡々たる加藤の凱旋
三笠に結ばれた因縁
第2章 ワシントン軍縮会議
ハージング大統領の提唱
米英呼応してひそかに策謀
国論沸騰のなかで首席全権に選ばる
陸軍は統制に手を焼く
「ヒューズの爆弾」飛び出す
加藤、大軍縮を決意
対米七割論を追究
加藤寛治をたしなめる
軍備制限協定の内容
先見の明ある加藤の軍備観
対米妥協のかれの心境
原の遺志を実現す
六割で東郷の了解をとる
「支那に関する九カ国条約」むすぶ
山東懸案解決に関する日支両国条約
アメリカ新聞の加藤観
政治上層部と意思通ず
六割に憲政会の攻撃
ワシントン条約後の経過
第3章 加藤友三郎の一生
広島の儒家に生まる
気の強かった父母
兄と姉
「ひいかちの友公」
兄の感化で海兵に入る
そのころの海兵の姿
次席で海兵を出る
海坊主に一斉射撃
新鋭艦吉野を回航する
愛艦吉野で初の実戦
艦隊と本省勤めに転々
ウラジオ艦隊に悩まされる
バルチック艦隊に備える
次官、聯合艦隊長官と累進
シーメンス事件を海上から眺める
鰻香内閣の原因をつくる
八代に密約した加藤高明
海相として八年に及ぶ
信じあった原と加藤
八八艦隊案を作成
軍拡競争の前途を憂う
平等思想で制度を改革
軍部大臣の文官制を研究する
果然、政権近づく
政権を見通す
組閣当時の政党戦線
加藤高明、政権を逸して怒る
「残燭内閣」の世評受く
ただちに政綱を発表す
シベリアの陸兵を撤退
「支那のことはわからない」
両加藤の一騎討ち
似た運命の両加藤
首相としての業績
大腸癌でついにたおる
「日本海軍の三祖」
第4章 加藤友三郎の性行
加藤の性格の断面
激情を内に包む
美辞麗句を極度にきらう
東郷と加藤
加藤友三郎と島村速雄
理知の加藤と天才型の秋山真之
略年譜あり