井上成美

第１章
生いたち
自由と規律と夢の青春　―兵学校生徒時代―
議論より実践の宗谷組　―少尉候補生時代―
第２章
勉学、結婚、そして海へ　―初級将校から大尉まで―
西欧精神に学ぶ　―スイス・ドイツ・フランス駐在時代―
律義で折目正しい航海長　―球磨航海長時代―
エリートへの関門　―海大甲種学生時代―
初めての海軍省勤務　―軍務局Ｂ局員時代―
国民性にがっかり　―イタリア駐在武官時代―
軍政畑からの戦略教官　―海大教官時代―
第３章
孤独な闘い　―軍務局第一課長時代―
馘どころか一国一城の主　―比叡艦長時代―
米内光政との初コンビ　―横須賀鎮守府参謀長時代―
機関科将校問題に取り組んで　―軍令部出仕兼海軍省出仕時代―
日独伊三国軍事同盟の阻止　―軍務局長時代―
事変処理に手腕を買われて　―支那方面艦隊参謀長時代―
日米戦争形態の的確な予測　―航空本部長時代―
第４章
史上初めての母艦決戦　―第四艦隊司令長官時代―
時流に抗してジェントルマン教育　―海軍兵学校長時代―
戦争終結への決断と行動　―海軍次官・軍事参議官時代―
第５章
隠棲の日々　―戦後の生活―
附表あり