図書キンダイ ブジン ヒャクワ000001166

近代武人百話

サブタイトル1~10
編著者名
金子 空軒 著者
出版者
陸軍画報社
出版年月
1943年(昭和18年)2月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
347p
ISBN
NDC(分類)
392.8
請求記号
392.8/Ka53
保管場所
閉架一般
内容注記
徴兵制度七十周年記念出版
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

老若男女いづれも皆兵(我が陸軍創設の大恩人大村兵部大輔)
維新三傑の一人西郷隆盛(陸軍大将の元祖)
水番をした西郷都督(小西郷といはれた従道元帥)
台湾に御奮戦の北白川近衛師団長宮殿下
日露役の出征に際し伏見師団長宮殿下の御心痛
閑院元帥宮殿下本渓湖に御奮戦(宮の原の由来)
皇族中一番最初に一等卒の軍服を召された久迩元帥宮殿下
徴兵制度の確立と自治制度の大恩人(明治の元勲山県有朋元帥)
三浦観樹将軍と河合操大将
山田市之丞と大山弥介の初対面(後年の名法相と名元帥)
新陸軍に先だち和歌山藩で徴兵制断行(先駆者津田出の献策による)
日光廟を兵火の巷から救つた人(西南戦争の驍将谷干城将軍)
図体も胆玉も並はづれて大きい人(日露役の総司令官大山巌元帥)
北海道開拓の大恩人黒田清隆将軍
攻守対抗火入り演習の指揮官会我祐準将軍
大西郷に懇請されて新陸軍に仕へた松本軍医総監
陸軍経理官の元祖(元宮相の田中光顕伯)
青公卿どもと情死すりや(高島革丙将軍の述懐)
我陸軍の基礎を築いた西周(剣を提げない我が陸軍の大恩人)
現役将官で高師校長の山川浩将軍
石黒老子爵借金の挨拶(我が陸軍衛生部の元帥格の功労者)
日清戦役の花形川上操六大将
山地独眼竜将軍の目玉(将に将たる用意周到さ)
屯田兵の父永山武四郎将軍(黒田清隆に次いで北海道開拓に尽した人)
佐藤軍医総監の活人剣(李鴻章の感謝)
将官として最初の戦死者大寺安純少将(陣中に於ける米国従軍記者との武器問答)
日清役最初の戦死将校松崎直臣大尉(軍歌『渡るに易き安城の』で名高い人)
勇敢なる喇叭手木口小平
行李の中には野菜の種子(澎湖島占領の勇将比志島義輝)
西南役の勇士(忠烈無双の谷村計介伍長)
三たび首相となつた桂太郎大将(大尉で結構と、欣然として職に就く)
俺は睡いから寝るよ(日露戦役の大立物児玉源太郎将軍)
野津道貫元帥敵将のために建碑
用事があれば向ふから来る(沈黙将軍黒木為〓)
奥保鞏元帥の大きな包容力(知つてることも知らぬふり)
洋行してから反つて蛮カラになつた乃木大将
草鞋将軍川村景明元帥
クロバトキンの目に映じた長谷川好道元帥
左手で敬礼した寺内正毅元帥
日清役に真ツ先に仁川に上陸した大島義昌将軍
玄武門破りの勇士原田十吉一等卒
『道は六百八十里』の作者石黒行平軍曹
元寇の歌が大好きの佐藤鬼大佐
日清役特別任務の殊勲三勇士(鐘崎、山崎、藤崎の三烈士)
地団駄を踏んで激励した立見尚文将軍
退却の文字を抹殺すべし(白襷隊長の中村覚将軍)
仁川のかゞり火(日露役の先陣をうけたまはつた木越旅団長の苦心)
軍用鉄道の大功績者山根武亮将軍
担架に身を横へて指揮をとつた本郷房太郎大将
今謙信と称された小川又次大将
白髯の老将軍大迫兄弟の相撲
小銃の神様村田経芳将軍
乃木大将の鉄砲の担ぎ方を直した山内長人将軍
単騎西伯利亜横断で名高い福島安正大将
露軍を感動させた沖・横川両志士の壮烈なる最期
白刃を捧げて至尊に咫尺した伊瀬地好成聯隊長
前進将軍と綽名された小泉正保将軍
美音の号令で練兵場を圧した寺田錫類大隊長
黒木軍の名参謀長藤井茂太将軍
部内屈指の戦術家として知られた東条英教中将
梅沢道治将軍歩哨に立つ
孝行将軍火葬場に一夜を明かす(義太夫で独逸の老婢を驚かした仙波太郎中将)
思想戦の先駆者明石元二郎将軍
大同江の左岸兼二浦の由来
イザといふ時に部下から信頼される隊長(歩一の目玉中隊長滝沢大尉のこと)
兄弟三人揃つて軍刀組の田村中将一家
馬鈴薯将軍石川潔太少将
航空界の恩人・スキーの先駆者(美髯将軍長岡外史中将)
長岡美髯将軍に預けた石本新六将軍の首
赤シヤツ将軍隠岐重節旅団長
軍服に袈裟がけの馬場命英少将
晩年を郷土の風教改善に尽した土屋光春大将
靖国神社の神域を相した大久保春野将軍
武者ぶるひと浅田信興将軍
渡辺章将軍の自慢(ケルレルは誰が殺したか)
戦闘の真ツ最中に『打方止メ』(岡崎将軍の奇智による喇叭吹奏)
聯隊長自ら敵砲を操縦(砲兵の神様島川文八郎大将)
戦線の金米糖美談(福島・渡辺両将軍)
機関銃の研究で聾になつた南部麒次郎中将
戦術の権威として鳴らした松川敏胤大将
日露の再開戦を叫んだ立花小一郎大将
捕虜に抱きつかれた町田経字大将
日本一の玄関番をもつて任じた上原勇作元帥
晩年を不良少年の教化に捧げた橋本勝太郎中将
明治文壇の巨星鴎外森林太郎軍医総監
危険刻々身に迫るも毅然として任務を全うした標兵(近歩四の野井九蔵一等卒)
朝鮮閔妃事件に連座した楠瀬幸彦中将
馬政の神様浅川敏靖将軍
兵器の神様有坂成章将軍
一戸師団長の駆歩
蝿と共にビールのコツプを傾く(将官で虱をたけた秋山好古大将)
白縮緬の兵児帯に軍刀の落しざし(髯の大島久直大将)
攻撃を前にシヤツを著換へる(穴熊旅団長松永正敏将軍)
『述懐書』で名高い大越兼吉中佐
勇敢なる聯隊旗手津野一輔
伯爵として出征するのではない(乃木大将を感激させた南部利祥中尉のこと)
武功抜群の市川紀元二中尉
旅順攻囲戦の肉弾勇士姫野曹長
騎兵が豊辺か豊辺が騎兵か
無電の功労者竹島藤次郎少将
仏様を抱へて単身赴任した横山提理
小原正恒将軍の軍服尊重
乃木将軍の再来(お早やう将軍木下宇三郎中将)
軍神橘周太中佐
李官堡の鬼武者吉岡友愛大佐
敵前に四股を踏んだ綾浪関の武動
日露戦史を飾つた永沼挺進隊の偉勲
馬糞を両手で揉んだ日疋主計監
一たび信頼すれば飽くまで任せ切つた田中義一大将
危く軍法会議に付せられんとした津野田是重少将
一少佐の身をもつて開戦論を唱へた福田雅太郎将軍
文学博士と綽名された渡辺錠太郎大将
我が飛行界の先覚者二宮忠八
旧知を尊敬した畑英太郎大将
衣笠山上に眠る西田明則少佐不朽の功績
酒の肴は作戦用兵の話(有名な戦術の大家金谷範三大将)
大将として靖国神社に祀られた最初の人(先輩秋山好古将軍に私淑した白川大将)
妙義山上等々力岩の由来
物言はぬ将軍武藤信義元帥
憲兵科の一偉材岩佐禄郎中将
不幸凶刃に斃れた永田鉄山中将
八十一翁落合軍医監の飛行機乗り
『智仁勇是我国宝也』の菊池慎之助大将
田中弘太郎大将の謹厳
鬼多門の威名を轟かした多門二郎将軍
中村震太郎少佐の遭難
空閑昇少佐の悲壮なる自決
満身これ胆の林大八少将
父子同じ局部に敵弾を受けた倉本茂少佐
残月をふんで勇躍その任についた肉弾三勇士
古城少将十三対一解説の機智
満洲移民の父東宮鉄男大佐
遺著『大義』で知られた杉本五郎中佐
日本の生んだ一代の名楽長永井建子
一生を陸地測量事業に捧げた田坂虎之助少将
出征将兵の送迎を欠かさない内山小二郎大将
幼名を李助と称した宇垣一成大将
大島親子中将揃つて国事に尽瘁
南京入城に輝く松井石根大将
越境将軍林 銑十郎大将
満洲事変に赫々の武勲を樹てた本庄繁大将
満洲建国に、朝鮮統治に尽した南次郎大将
鉈豆将軍菱刈隆大将
常陸丸と縁故の深い荒木貞夫大将
寡黙温厚な植田謙吉将軍
和田亀治中将と昔の教導団兵舎
駐蘇大使をも勤めた建川美次将軍
一兵士に寄する鈴木孝雄大将の温情
佐官で功二級を授けられた最初の人柴五郎大将
花も実もある川原侃将軍
平瀬家の兄弟三人少将
日本人こゝにありの村上粂太郎少尉
スキー界の恩人堀内文次郎中将
一戸堡塁突撃の勇将篠田次助中将
道理ある朝久野補充隊長の言、各中隊長を肯かしむ
航空医学の元祖寺師義信中将
敵前で高鼾の長大佐

佳話・古今一対
1 名将と当意即妙
2 『休メ』を忘れた佐久間師団長と大島久直将軍
3 田中義一大将の西瓜と、永田鉄山中将の菓子持ち込み
4 掛け声で苦難突破の東宮鉄男大佐と乃木勝典中尉
5 加藤清正と日疋主計監の行賞ぶり
6 上原元帥と可児才蔵
7 徳川吉宗と一戸兵衛大将
8 煙草とマツチ(モルトケと藤井茂太将軍)
9 書状の認め方にも細心の注意(前田利家・川上操六・山県有朋)
10 板倉勝重と杉浦重剛
11 謹直な阿部忠秋と乃木将軍
12 前田利家と立小便
13 一個の饅頭を家臣と共に食した長曾我部元親
14 徳川家康と東郷元帥
15 山県元帥の決意と伊達政宗家臣の老母
16 敬礼を正しく(細川忠興、川村元帥、乃木大将)
17 迷信を打破して士気を鼓舞した名将の機智五つ
18 有難い親心(西住戦車長の厳父と橘中佐の教訓)
19 ガソリンとマツチの軸(藤田雄蔵中佐と乃木将軍)
20 橘中佐と福田雅太郎大将の青年訓
21 部下の身分尊敬の好一対