昭和現代史
はじめに
1 敗戦革命(昭和20年8月~12月)
そのアメリカ人
皇族内閣
ミズーリ号の上で
冷厳な占領政策
内閣はゆらぐ
古き男爵
マック、憲法改正を要求
紙幣と鍬
政党の復活
革新の旗
2 保守と革新との相克(昭和21年1月~4月)
天皇「人間宣言」を発す
追放の嵐
憲法改正の内幕
混乱の国民生活
保守と革新の対決
3 追放と陰謀(昭和21年4月~10月)
怪物、居すわる
幣原、鳩山首班を奏請
鳩山追放
吉田内閣誕生
天皇と自衛権
石橋インフレ財政
労働攻勢への挑戦
4 二・一ゼネスト(昭和21年10月~22年3月)
うずまく労働攻勢
吉田茂と西尾末広
革命前夜
スト禁止の命くだる
新党か、連立か
二つの新党
5 社会党政権の誕生と破局(昭和22年4月~23年1月)
社会党の勝利
四党会談は踊る
自由党の左派攻撃
揺れる民主党
片山内閣スタート
失望予算
石炭は燃える
平野農相の罷免
集中排除と警察
鈴木茂三郎の反乱
6 中道政治潰え去る(昭和23年2月~10月)
芦田と西尾の計算
中道政治の弱点
魔の一三号室
占領の悲劇・昭電事件
占領の喜劇・山崎首班
7 吉田時代の幕ひらく(昭和23年10月~24年8月)
さまたげられた解散
自由党の圧勝
割れた民主党
ワンマン体制
占領政策の変化
ドッジ登場
血の労働攻勢
8 朝鮮戦争の嵐のなかで(昭和24年9月~26年1月)
保守合同
社会党分裂す
動き出した対日講和
曲学阿世問答
ワシントンへの密使
三八度線の動乱
共産党幹部の追放
ダレスきたる
軍隊の卵
超党派外交
9 サンフランシスコへの途(昭和26年1月~10月)
一二万五、〇〇〇マイル
マックアーサー罷免さる
消えた共産党非合法化
電力と陰謀
追放解除の秘密
超党派全権もめる
講和会議の背景
サンフランシスコ会議
批准で割れた社会党
10 吉田と鳩山の政争(昭和26年11月~28年12月)
クリスマスの日に
再軍備のよろい
五・一デモと破防法
福永幹事長つぶれる
改進党の誕生
抜討ち解散
よろめく第四次吉田内閣
三木武吉、吉田に迫る
バカヤロー解散
あえぐ第五次吉田内閣
池田・ロバートソンのMSA交渉
アメリカの過誤
八人の侍
11 吉田体制の崩壊(昭和29年1月~12月)
爆弾証言
船と指揮権
国会は荒れる
爛頭の急務
吉田追討ち
民主党出現す
吉田最後の日
12 鳩山ブームおこる(昭和29年12月~30年3月)
鳩山内閣の誕生
鳩山ブーム
社会党の足跡
民主党、第一党となる
13 二つの外交路線(昭和30年1月~9月)
ガスパジン・ドムニツキー
鳩山・重光の二元外交
アメリカ、鳩山内閣に怒る
ロンドン交渉難航す
海外派兵事件
14 二大政党の対立(昭和30年3月~31年6月)
少数党内閣の悲哀
三木武吉の爆弾談話
行きつ戻りつの保守合同
自由民主党
社会党の統一
保守と革新と
空前のゲリマンダー
うれうべき教科書
15 自民党の動乱(昭和31年1月~7月)
緒方竹虎の死
再びロンドンで
魚とクレムリン
三木武吉の死
16 モスクワ・東京八十日間(昭和31年7月~10月)
交渉難航
外相の涙
鳩山訪ソを決意
日日交渉
チフビンスキーの役割
松本の先発
クレムリンの酒
共同宣言調印
17 現代に立って(昭和31年11月~現在)
七票の差
岸外交の正体
革新との対決
政党の内幕