ガダルカナル・ブナの血戦
第1章
勇躍思尽忠
出陣式
暁の進発
迷彩の巨船
万里の船出
筑紫灘行く
新しき防人
大海原洲
敵潜水艇撃沈
船中の朝夕
初めて従軍の女子班
護衛艦の交代
尊皇攘夷論
不正義非人道のアメリカ
海賊の国イギリス
偽瞞と威嚇八十余年
相見ゆ二大敵性国
第2章
ダバオ埠頭
空爆の跡
デング熱
邦人の発展地
マニラ麻
神話の発展
賑やかな虫の音
マニラ湾頭
撃沈された敵船艦
スペインの侵寇
アメリカの掠奪
混血児
アメリカ文化の浸潤
少年少女の感想文
戦場における優しい話
コレヒドール戦跡
全島大癈墟
飛び散つた巨砲
絶壁九十度の敵前上陸地点
自爆機
バタン半島
第3章
出発命令
敵潜水艇情報
赤道の日の出
美しき稲妻
新しく噴出した山
ラバウルの海
火山の門柱
黒い肌の土民
火山灰舞ふ
枯木の並木
敵機来襲
空中戦展開
敵機撃墜
パラシウト飛ぶ
夜の轟音
吊光弾懸る
空襲と防空壕
冷える夜半
兵隊の食物
土民の物々交換
第4章
日米両国の血戦場
重大なる図南作戦
敵の制空制海圏下へ突進
世界史に前例なき大作戦
密林山岳戦
米濠の戦闘精神
アメリカ侮るべからず
米濠連絡線の強化
米国海兵師国のガダルカナル上陸
濠洲の対日恐怖
ラバウル奪還計画
ニユーギニヤ戦線へ
船団の反転
黙々たる艨艟
再度の出発
鬼ケ島の話
目ざすブナへ
第5章
新戦場へつく
滝の如き豪雨
襲ひ来る寒さ
屏風のやうな密林
ジヤングルの悪道
敵機の跳梁
獰猛な顔の土民
蚊の来襲
駄馬輸送の困難
深泥に沈む馬
羊腸たる小径
臨時輜重隊
弾薬糧秣の運搬
道路構築隊
急峻深渓瀑布
左の手で敬礼
壮麗雄大な山岳の景観
陣中の尺八
台湾高砂青年の義勇軍
傷病兵の姿
ジヤングルの野戦病院
第6章
ブナの敵前上陸
赤い家根の家
老練な軍事情報家
先遣隊の追撃
ニユーギニヤ奥地の激戦
大山岳戦の展開
炊事の困難
豪雨
病気
糧食の欠乏
我軍の猛追撃
草原台大空襲
千メートルの深谷
濠洲派遣軍を撃滅
挺進軍の使命達成
世界戦史上不滅の光彩
前線部隊の後退展進
不屈不撓の大和魂
第7章
連日の空襲
パパイヤの塩汁
悪性のマラリヤ
執拗なる敵機
別れを惜しむ島民
月下のニユーギニヤ
水炊は午前二時より
沢庵と番茶
這ひ出した大蠍
英人ベンソン
煙草の代用品
高射砲隊と敵機撃墜
鰯の天ぷら
米人飛行士と濠洲の歓待
敗残兵の暴行
珍動物
日本の海軍機
惨たるブナの海岸
武器なき勇士船員
第8章
本船へ移乗
敵機来る
爆撃と杯形の水煙
友軍機見ゆ
逃ぐるボーイング
敵機三たび来襲
勇敢なる濠洲青年兵
おののく濠洲
人喰ひ人種
ジヤングルの林相
スタンレー山系
雨期の作戦
暗黒島の資源
燃える草原
動物
揚陸作業の困難
激流の架橋
絨衣
民間部隊
白人の南洋侵寇
日本の海外渡航禁止
八幡船の雄士
第9章
ラバウルの宿舎
空襲警報
爆弾の火の粉
照空灯の光芒
高射砲の閃光
無数の曳光弾
焼夷弾の光焔
轟音天地を圧す
赤黄色の吊光弾
大爆弾の連続投下
地軸揺る
土砂吹く爆風
火の海
機銃機砲の掃射
弾片の唸り
火を噴く敵機
天に沖する火焔
防空壕へも直撃弾
青年軍属の最後
防空訓練の再検討
第10章
敵性包囲陣の後退
米濠連絡線の強化
敵国の夢想計画
わが占領地区の奪還
内南洋へ侵入
日本国土の空襲
米国のソロモン派兵
わが挺進軍
ガダルカナルの血戦
敵制空権下の作戦
兵站輸送の困難
皇軍将兵の労苦
長期戦下の心構へ
米国側の戦時指導方針
彼等の国内放送
わが火の如き総力戦
第11章
航空母艦型の巨船
敵機躍気の偵察
赤道洋上を行く
突如空襲警報
ボーイング二機
空しく落す爆弾
いま迫りくる運命
鱶の群がる海
敵機空襲下の祝杯
空襲下の入浴
空襲下の昼寝
敵機の追尾五時間余
第12章
ガ島に散れる若木の桜
戦陣で読んだ小説
糧秣に祈る
糧秣輸送の困難
ドラム鑵に入れた米
生米と生水
新しい干餌
若い将校の宿舎
鶏肉の刺身
将校とピアノ
元気な挺進部隊の兵隊
附録あり