勝鬨の激闘
第1編 勝鬨陣地の沿革
陣地進入と編成(陸軍中尉 片山省一)
設営と陣地構築(陸軍准尉 湯浅芳雄)
陣地増強と教育訓練(陸軍大尉 山本信清)
開戦直前の栄山陣地構築と警備(陸軍大佐 大沢侃次郎)
第2編 開戦前の日々の状態
医薬品・食糧もなく密林を彷徨(陸軍衛生伍長 今村正隆)
戦車濠掘りの作業を監視(陸軍伍長関根岩吉)
陣地守備から沖縄戦に参加(陸軍兵長 下田重雄)
思い出そう東寧を(陸軍兵長 細川正雄)
雉子の生捕り(陸軍兵長 小宮武秋)
生涯忘れられぬ行軍(陸軍伍長 小山三郎)
一日だけの白衣(陸軍衛生上等兵 春田勇雄)
“南の島に雪が降った”とか“三岔口には雪が降らなかった”が(陸軍兵長 細川政雄)
瞬機を逸せずソ連機撃墜(陸軍中尉 松岡襄)
小銃で撃墜、襟に功労章(陸軍少尉 大庭利夫)
オドオドしているソ連の逃亡兵(陸軍伍長 佐野弘寿)
楽しかった酒保勤務(陸軍上等兵 西田一行)
第3編 戦闘
戦没者
開戦から停戦下山まで(陸軍中尉 井手永隆次)
吹き飛んだ観測所(陸軍曹長 居館桃吉)
繃帯所のあけくれ(陸軍軍医大尉 緒方隆)
生死を共にしたマリ(陸軍伍長 小野寺良勝)
地獄図絵のガス弾被爆(陸軍衛生上等兵 大塚太郎)
栄山陣地戦闘日誌(陸軍見習士官 木下紀元治)
戦乱の最中にも静寂が(陸軍上等兵 北爪嘉亥)
敵中突破、四日間の伝令行(陸軍伍長 佐野宗作)
栄山陣地戦闘の概要(陸軍曹長 菅原金一郎)
友は野末の石の下(陸軍見習士官 武田一郎)
勝鬨山(陸軍曹長 多田勇吉)
装備からみた部隊の近況(陸軍軍曹 伊達寛)
斬込中隊(堤隊)の二十八日間(陸軍中尉 堤温)
梟・土竜戦記(陸軍衛生曹長 長津与一)
手送りで水運搬(陸軍軍曹 花島博)
勝鬨城における通信(陸軍軍曹 長谷川正人)
最前線朝日山勲山陣地の奮戦(陸軍中尉 光安源市)
応急看護婦として(光安久子)
生涯忘れ得ぬ勝鬨の汗と涙(陸軍曹長 三田金作)
決死の切込隊長として(陸軍軍曹 八ツ田福次郎)
軍使として勝鬨陣地停戦の重責を果たす(陸軍中佐 河野貞夫)
付表有り