図書目録リ エイコウ モンタイ資料番号:000000522

李衛公問対

サブタイトル
兵法全集 第5巻
編著者名
公田 連太郎 訳者/大場 弥平 著者
出版者
中央公論社
出版年月
1936年(昭和11年)3月
大きさ(縦×横)cm
23×
ページ
466p
ISBN
NDC(分類)
399.2
請求記号
399.2/R32
保管場所
閉架一般
内容注記
箱入
昭和館デジタルアーカイブ
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

問対上
遠距離の大作戦の不利
颯爽たる李靖の気勢は昂る
僻遠の作戦に正兵とは何事ぞ
正兵は常則
正兵なればこそ数千里の遠きに
扁箱鹿角の巧妙なる使用は古法の研究から
側面攻勢是れ奇兵か
黄帝以来先正後奇
前進攻撃は正、退却は奇
敵の誘致は奇、横撃は正
妙は一心に存す
潰乱敗走は奇にあらず
随意退却は是れ奇
奇正変化の妙は人に在り
奇正は予め分つ能はず時に臨んで制するもの
正の常形奇の常変はない
教練上の奇正は之れ訓練のみ
奇正は形の上に現はす能はず
奇は戦の前後、旁撃に関係なし
奇正は形あるが如く形無きが如し
士卒は正面攻撃のみ、奇正は無用
呉起の兵術は万古不易の原則にあらず
凡将輩は奇正の別あるを知るのみ
無術無善敵の不善に勝つもの
無術とはかくの如き類
小術は無術に勝つ
握奇と握機
主将は正兵を君に受け其謀略により奇兵とす
戦場の策謀は将の出だす所、故に勝は多く奇兵で制す
正奇を解せざる守将と闘将
握機、握奇二法なし
数は五に起り八に終るとは
諸葛亮の方陣
天・地・風・雲・竜・虎・鳥・蛇の八陣の意義
奇異の名は八陣の真理にあらず
陣の数五に起り八に終る所以は
散じて八となり復して一となる所以
黄帝の兵制と太公望の武功
桓公の覇は節制の軍のみ
管仲は王佐なり
管仲は卒伍を里に軍旅は郊に整ふ
司馬法とは
六韜三略、司馬法、孫子を詮じ詰めれば
兵の三門とは
兵学の四種とは
司馬法が蒐狩を首めに述ぶる所以
蒐狩と諸候の集合誓約
蒐狩は武備を忘れざるため
二広の法
周の車戦の制
禁制も周に同じ
車隊一乗三分の法は千乗万乗亦然り
曹操新書の法は、荀呉の旧法に過ぎず
漢魏の間及唐代の編制
蕃漢両安の法如何
蕃漢各別に編組し時に旗号服装を変へ敵を撃つ
服装的欺瞞も是れ兵法の精神
諸葛亮千古の金言
軍隊には教育と節制が絶対に必要
教閲も道を得ざれば用を為さず
騎戦は奇兵にして弩戦は正兵なりや
戦の速と緩を以て奇正を分けるは不当
先づ敵に形して奇を出す
兵に形するの極は無形
蕃臣を起用し蕃人を制せんとす
問対中
用兵は虚実の上に出づるなし
識別の難き虚実
虚実は奇正を知るを先決問題とす
奇正は我れに在り、虚実は敵に在るか
奇正は敵の虚実を致す所以
人を致して致されざれば我れ実にして人虚なり
天の生ずる蕃漢の別なし
蕃地統治の要は
孫子の治力の兵法とは
軍の三階段的教育
大閲兵
伍法は孰れがよきか
五兵五当の制
要は司馬法の伍法
六花の陣とは
八門を六花となせしのみ、孔明の古法である
陣型は運動操作を顧慮す
歩法と画地の要
度量の秤計と方円の規矩を知り布陣及用兵法を理解す
戦の勢と節との機微
六花陣を以て戦の節の教習
六花陣の教戦の終局
表を立つるは教戦の時に限る、教線には奇を教へず
曹公新書の愚論
破陳の楽舞は四頭八尾の陣
兵法の妙は以心伝心のみ
分合と四頭八尾陣の教習
戦騎・陥騎・遊騎は区分の名のみ
浅薄な兵家者流焉んぞ三覆を解し得ん
春秋の魚麗の陣は只だ拒支せるのみ
荀呉の騎兵は其の用人に在り
車・歩・騎混成隊の運用は一に人に在りて存す
布陣の歩数は布陣の疎密、運動の便否に関す
六花の陣とは
五行の陣
陰陽の兵法とは
牝牡の兵法とは
要は奇正の相変のみ
無形の伏兵
兵に常形なし
四獣の陣といふ奇名と詭道
一陣に種々奇異の名称を付する是れ詭道
奇名是れ衆愚を駆使する所以
厳刑峻法時に用あり
自敗の敵に対し、何んぞ軍の厳刑峻法を要せん
心服こそ軍の命脈
下を率ゐる必らず愛を先にし威を後にす
愛威と文武
予め慮つてこそ赤心を人の腹中に推す
文武の善用は難く、文武兼備の将は稀なり
小義を捨て大患を去る
水能く舟を載す、覆へすも亦水なり
国のため死間は当然
兵は客となり久しきに亘るを忌む
客兵と弥久の弊
主客転倒と運用の妙
客変じて主となりし戦例
労変じて佚となる
防守的戦具の如き論ずるの価値なし
問対下
祥を禁じ疑を去り群情を静粛にせよ
陣営を安静にして人事に便なる地点を択べ
丘墓故城は好箇の拠点
陰陽拘忌は用兵に禁物
陰陽向背等は唯々方便として
兵力の分合及内外線作戦
過度集結の害と適宜の分散
分合宜しきを得ざれば軍の価値なし
縻軍とは
外線作戦
千万の兵法も敵を誤らしむるの一句に尽きる
一過誤は千変万化して弥漫す
攻守は一にして離るべからず
遭遇戦と互に堅を守りて対峙
兵力により攻守を定むは一知半解なり
凡将輩攻守の強弱にあるを知つて機にあるを知らず
有余不足を以て敵を致す
攻守一のみの理に通暁せる者は百戦殆からず
攻守運用の妙は唯だ一心に存す
戦は心気の争奪
彼れを知り己れを知つてこそ敵の心を攻め吾が気を守り得る
彼れを知り己れを知れば攻守自ら定まる
彼を知り己れを知れば勝つ
三軍の気を奪ふの術如何ん
激発せる勝気を以て撃つは用兵の根本
朝気・昼気・暮気は単に一日に喩へしのみ
変通を悟らざれば敵の気を奪はんとして奪はる
人は妄りに捨てるな活かして使へ
明 君 賢 将
漠の高祖は将に将たるものでない
危なかつた漢の成業
高祖の天下を得たるは六国の後
光武は将に将たるもの
大将任命の古式を新定せざる所以は
詭道なるが故に陰陽術数も逆用
廃すべくして全廃し得ざる陰陽術数
天官時日の全廃の詳述
神怪利用も卜筮断禁も時に従ふ
卜するも卜を排するも理致は同じ
吉凶は戦前、戦は一に人事
不敗の軍は是れ節制の兵
戦はず交綏する所以は
軽卒に交戦すれば敗る
戦はざるは我が掌中に在り
我れの必ず戦ふは敵の状態に在り
軍の勝敗興亡は一に節制に在り
兵の機微は記するに困難
神武不殺の域
天の時地の利よりも人の和
智将は兵を堅利にす
孫子は兵法中の第一
道の人張良・范蠡・孫武は第一等の人物
天地の人管仲・楽毅等は第二等の人物
第三等の将は
兵は微妙、人を択んで伝へよ

図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626