司馬法
- サブタイトル
- 兵法全集 第4巻
- 編著者名
- 公田 連太郎 訳者/大場 弥平 著者
- 出版者
- 中央公論社
- 出版年月
- 1936年(昭和11年)1月
- 大きさ(縦×横)cm
- 23×
- ページ
- 322p
- ISBN
- NDC(分類)
- 399.2
- 請求記号
- 399.2/Sh15
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 箱入
- 昭和館デジタルアーカイブ
仁本第一
権、茲に生ず
人を安んずるを得ば人を殺すも可
永遠の平和のための戦
戦を以て万民承服する所以は
愛あつてこそ民は戦ふ
敵国の喪と凶に乗ぜず
武装平和の要
赤十字の思想已にあり
宋襄の仁と義戦
将帥の勇と其の智
軍の綱紀を立てるには
聖徳の大乗的極致
文武の両道を以て統治
師を興す前天神地祇宗廟に告ぐ
軍の暴行掠奪を禁ず
博愛にして進歩的な司馬法の思想
王覇の人道
禁断誅伐の九ケ条
天子之義第二
戦の教育の必要
民を教ゆるの法
国容と軍容を判然区別す
伐こらざる士に
適材適所に働かしむるには
協力一致せしむるには
教化の極致
追撃戦をしない支那の古戦法
退走の敵に喰ひ付かねばこそ陥穽に落ちない
仁者敵なく勝つて兜の緒を締めよ
世の進歩と共に民をして戦はしむる困難
かくして世は力づくの戦となつた
世の推移と共に天子の統治も複雑
兵器長短の利害
時勢に順ふ武器の表徴
上威厳に過ぐれば民の力伸びず
威少なければ下剋上
軍の整然たる保持と人馬の整然たる戦闘的余力
国容、軍容相混入すればその国は廃れ軍は弱くなる
閑雅なる国容
昂然たる軍容
文武は左右の手の如し
賞せず罰せずして治むるは君徳の極
賞は即座に、罰は衆人の面前に於て
大勝利には上下共に賞せず
総敗北には誰も罰せず
辺伐の労苦には報ゆる
かくて凱旋式を挙ぐ
定爵第三
上は大将よりの列位を定めるには
戦争を指導するには
戦争指導と国軍並に国内統制
用兵の五要目
戦争指導千古不磨の金言
長短戮力の大原則
大衆を打つて一丸として後敵の虚実に乗じ得
有形無形の軍の力
平時には教育、戦場には節度
三軍は一身同体
権変、精神力、才能
敵を封じ我が優越長所を伸長せんとする戦略
戦機の捕捉
完全なる装備
遺憾なき軍の訓練と計画の討究
難に赴く、楽しむが如し
有能の士と臨機応変
戦闘力の充実せる軍
固陣と多力
慣熟堪能の軍
参謀
戦患とは
かくの如きを毀折の軍といふ
戦権とは
明透の観察
主将の心構へと気構へ
平時、軍中、刀上三時期に於ける心構へ
かくして戦に勝つ
主将の手腕に感激する将卒
予じめ謀慮を運らすものは勝つ
人心の強張を図れば妖祥滅す
心身の両つを兼用
内外相呼応
軍旅の七政
支那的統御
主将の温容と威丈高は
仁は信を以て形の上に行へ
人・正・辞・火
戦の法則
法は習慣的に自然に行はるるを要す
乱を変じて治となすの七道
法を確立する七要項
軍の独自縦横
主将は法を出し自分も三軍と共に之を畏る
大局の達観と最終の大勝
士卒を率ゐるの要道
厳位第四
軍の内容はかくあるべし
軍の整然たる編組
前屈みの前進と膝行
危に際し、或は隊列を密にし、或は坐せしむ
盲目的奮戦は勝つ
森厳なる宣誓式
士卒の恐怖心を去らしむるには
志気の興起と鎮静
恐怖に襲はれた士卒を起たすには
軍の力に就て
力と気を以て勝つ
堅固な正面に於て持久し危点に於て勝つ
軍本来の精神は固く新鋭の気は勝つ
完備せる武装と鋭利なる兵器
車陣の疎密と兵器の軽重
大胆小心にして権変行はる
諸兵連合の力を以て戦へ
宿舎には対敵準備を整へよ
行軍序列を慎重にせよ
進止を誤るものは敗る
下を率ゐる上の態度
武装材料に注意すれば用法広し
主将偏すれば弊害を生ず
人はかくて死す
死を軽んぜしむる教練と精神訓育の効果
志気の振否と人心の動向を明察して作戦指導
部下戒告の厳烈
戦は権なり
主将一人の全軍的司命
三軍を動かす鼓
戦は力争
百の戦理よりも一の実行
全軍の統率は公道を以てせよ
兵道とは
勝戦敗戦後の主将は
主将下を率ゐるに
部下をして盲目的に力を効さしむるには
静かにして微弱なる敵は撃て、強にして静なるものは避けよ
倦労は撃て、閑にして軽鋭なる軍は避けよ
戦々兢々の敵は撃て、慎重の敵は避けよ
用衆第五
軍の衆寡と用兵の要諦
優勢の時は包囲し、寡少のときは奇略健闘
険要より誘致して反撃
包囲させて突破するの戦略
決死の敵は避けよ
布陣の地形利用と湿地中の行動
戦機
敵軍本体の打診
攻勢謀略の八法
長遠の連続追撃
深入作戦と退路の保有
逸と労の痛し痒しの機微
信書を絶つて士卒の後顧を絶つ
人の強を致すには
兵卒の気を新鋭ならしむるには
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