実物資料トウカカンセイポスター
資料番号:11049015
灯火管制ポスター
- 形態
- ポスター
- 計測値(高さ、縦)mm
- 752
- 計測値(幅、横)mm
- 510
- 時代区分
- 戦中
- 公開コメント
- 「空襲時火災の特異性」
空襲による火災は通常とは異なり、火災が多発・延焼しやすい。その特異性と対策について絵解きしたポスター。昭和16年11月に「防空法」が改正され、如何なる場面でも消火活動にあたるよう義務付けられた。
戦中
- 特記事項1
- 15 空襲時火災の特異性 空襲時の火災は平時の火災と余程その趣を異にして同時に多数発生すると言ふことを予想せねばならぬ あの関東大震災に於ける帝都の大火災は僅に百足らずの発火箇所から延焼して彼の如き大災害を呈したのであるが 仮に我が方の爆破を免れた敵機三機が要地の上空に現れたとしても一機一千こづつで三千個の焼夷弾を投下し得るのであるから その禍害は真に戦慄すべきものがあると言はねばならぬ特に我が国の如く木造家屋の多い現状に於いては焼夷弾は最も恐るべきであるのは勿論であるが其の他種々の原因に依る火災の発生の事も考へねばならぬ 空襲時に於ける消防対策を樹立するに就いては下図の如き障碍の起ることを予め考慮して置かねばならぬ 道路は破壊され通信は絶たれ水道は断水する 橋梁は破壊され連絡は杜絶毒瓦斯弾の投下もある 夜間は灯火管制に依って消防作業は暗闇の中
- 備考
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